繊細体質のトリセツ

“繊細人”らしくストレスフリーに生きていくための指南書

親切と余計なお世話(お節介)の違いって何??世話焼きタイプが注意すべき過干渉の落とし穴

f:id:gift-mkn:20210112165224j:plain

自分では良かれと思ってやっていても、ありがた迷惑だと思われたり、逆に怒られたりしてショックを受けたことってありませんか??

ギフテッド(繊細人)の中でも過保護な家庭で育てられた人は、構ってもらえないと不安になる傾向が強かったり、自分の親と同じように誰かに構いたくなる(干渉したくなる)傾向にあります。

良かれと思ってやっていても、親切心が空回りしてしまう理由はこれ。


では、相手の為になる行動とは一体何なのでしょうか?


今回は親切と余計なお世話(お節介)の違い、ありがた迷惑をしないための注意点についてお伝えしていきたいなと思います。

「小さな親切、余計なお世話」は、ストレスが原因?? 

f:id:gift-mkn:20210112165328j:plain

過干渉な家庭で育ったギフテッドやA型の人に特に多いのが、「自分にとってストレスにならないように、予めルールを決めておいてそれに沿って行動する」というもの。

これが自分だけに限った話ならまだしも、我慢が重なってフラストレーションが溜まっていたりすると、自分の周りにいる人にもそのルールを強要しようとすることがあります。

教育ママが「それは違うって言ったでしょ!」「なんで何度も言ってるのに分からないの?」「これはこうやってやるんだよ、わかった??」としつけしていくのと一緒で、誰かを自分の考えに従わせることで安心感を得ようとしてしまうのです。


ただ、本人は意識せずにこれをやっている場合が殆ど。

「自分の思い通りにならないのは相手が悪いからだ」と強く思い込んでいることもあるため、本人がそこに目を向けなければ気づくことはできません。

余計なお世話をする人の心理と傾向

f:id:gift-mkn:20210112165456j:plain

余計なお世話をしたり、ありがた迷惑だと思われがちな人は、どこか神経質だったり繊細な心を持っている人が多いかもしれません。

自分ルールを作ることは自分自身にストレスがかからないようにするための予防線でもあり、自分が安心して行動できるように、自分なりのルールを設けて行動しようとしますが、自分の中の何かしらのコンプレックスが原因で「○○するべき」「○○しなければならない」という思いがあると、それは絶対だという行動をとろうとすることもあります。

自分の中にある「こだわり」や「ルール」が当たり前だと思うと「自分のこだわりやルールを無視する人=わかっていない人(ダメな人)」だと判断するようになったり、自分ルールに従わない人は非常識人だと思い込むこともあるため、「付き合いづらい人」「プライベートまで一緒にいるのは疲れる」と思われることもしばしば・・。

お節介な人、面倒な人にならないためには、自分ルールを自分の中だけに留めておけるよう、ストレスを上手に発散させていくことが必要なのです。


人間関係を円滑にする気遣いとは・・?

f:id:gift-mkn:20210112170237j:plain

人は「良い人」でいようとすると「良い人であるためにはどうするべきか?」を考えると同時に、マイルールを作るようになります。


校則がある学校とない学校、どちらの生徒が勉強に意欲的になるか?というと「校則がない学校」だというデータも出ていますが、その理由は「校則」という規定が校則を守れなかった人を悪者にし、校則を守る者と守らない者との間に対立関係を作ってしまうからなのだとか。

一見、ルールや決まり事がない方が不良を生み出しそうですが、人は自由な環境下にいると最初は好き勝手な行動をしていても段々その行動に飽きて、最終的には自分のやるべきことを自分で見つけ出すようになるのだそう。


人はルールや決まり事がなければ、自分を拘束せず自由になれる分、相手の自由を許せるようにもなります。
 

『自分の中の当たり前が相手にとっての当たり前とも限らない』
『やり方は違っていても、目的地に向かっていればそれで良いじゃないか』

と自然と思うようにもなるのかもしれません。



社会に出れば何かしらのルールがあるため

「自分はルールを守っているのに、あの人は守っていない!(ズルイ!!)」
「普通は○○すべきなのに、なんでこの人はそれをやらないんだろう??(イライラ・・)」

と思うこともあるんだろうけど、自分が少しでも社会の常識やルールという枠から外れてみたら、今とは違った世界が見えてきます。


自分を律することも時には大事ですが、律しすぎるのも問題。

程よく自分自身を自由にしてあげることで、相手が本当に求めているものも自然と見えてくるんじゃないかなって思います。

HSPの得意分野って何??自分に自信が持てないのは、サクサク仕事をこなしている自分に気づいてないからだった!

f:id:gift-mkn:20210425184824j:plain

仕事のミスが重なったり、職場ではいつも注意を受けてばかり・・そんな自分に嫌気が差したり、自分に自信が持てなくなったという経験はありませんか??

社会人になりたての頃や自分に合っていない仕事に就くと、案外こういう経験をしている人は多いもの。

これは単に自分の適性を知らずに働いてしまっているからなのですが、自分の特性や適性を知った上で自分にピッタリの働き方をすれば、何の問題もなく仕事をこなすことができます。

今回はHSP(繊細すぎる人たち)の得意分野を振り返るとともに、HSP型ギフテッドが仕事をこなす上でとても重要なことをお伝えしていきたいなと思います。

  

HSPは仕事探しが重要??自分の適性・才能を活かす前に立ちはだかる、自己嫌悪の壁。

f:id:gift-mkn:20210425190805j:plain


どんなに自分に適した仕事でも、その仕事に慣れるまではミスも多いし注意を受けやすいもの。

ただプライドの高いギフテッドの場合、単純に注意を受けただけでも「自分のダメな部分を指摘された」「自分のせいで人に迷惑をかけてしまった」と、過小評価したり自分を責めてしまうところがあります。


私の新人時代を振り返ってみても、自分のミスを必要以上に責めてしまうことで自分を「ダメ人間」だと思い込むことがありました。

それは激務な職場でパワハラを受けていたこともあり、これによって精神的に疲弊していたからかもしれませんが、私自身が過敏体質だったり言葉をネガティブに受けとめてしまう癖があったのも、その理由だったように思います。

自分の特性や特性の活かし方を知っていれば、仕事の出来なさや覚えの悪さを責めることもなかったと思うのですが、その特性を知らなかったがために「周りの人と同じようにできなければおかしい(同じように出来ないのは自分が劣っているからだ)」と思い込んでは自己嫌悪に陥っていたことを、今でも覚えています。


HSP型ギフテッドが仕事を覚えるまでに時間がかかる理由

f:id:gift-mkn:20210425190921j:plain

HSP型ギフテッドやその他ギフテッド(繊細体質な人)はこだわりが強かったり、(自分にとって)意味のあるものを好むため、マニュアルを見せられたところでそれ通りに仕事をこなすことができません。

・なぜ、それをやる必要があるのか?
・なぜ、その方法がベストなのか?
・なぜ、この順番でやらなければならないのか?
・(他のやり方があるのに)なぜこの方法で行なっているのか? etc


理屈っぽいようですが、何かやることに意味を見出せないと行動が伴わないのがギフテッドなのです。


「小さなことは気にしないで、とりあえずこれやって」と言われても中々行動に起こせないのは、自分の言動に責任感があるからこそ。


ギフテッドがギフテッドらしく働くためには、まずは仕事の全体像を掴むことが必要。

全体像を先に理解するからこそ、要点だけを押さえて効率的に働くことができるのです。


HSPが持つ強みを活かす〜全体像さえ掴めれば、効率良くサクサク仕事がこなせる?!〜

f:id:gift-mkn:20210425191145j:plain

私が何度も転職を繰り返して気づいたこと。

それは「どんな仕事をするにしても全体像さえ掴んでしまえば、効率良くサクサク仕事をこなすことができる」というものでした。


HSP型ギフテッドはADHDの多動的な部分(頭の中が忙しない、気が散りやすいなど)と、ASDの敏感すぎる部分(環境の変化に左右されやすい、ストレスに弱いなど)があるので、一つの作業を当たり前にこなすまでには鍛錬が必要。

HSPが持ち前の共感覚で仕事全体の動きを把握した上で、自分の役割を活かして効率的に作業を行うには「要は○○をすればいい」「これだけは絶対にやってはいけない」という要点を掴むまでの時間が必要なのです。


これに実際に気づいたのはコールセンターで働いていた3年程前ですが、マニュアルに頼るよりも体で覚えていった方が早い(要点が掴めればOK)ということに気づいてからは、仕事効率が格段にアップするだけでなく管理者の視点で仕事をこなしていたため、人に頼りにされたり評価される機会も自然と増えていました。


勿論、マニュアルがあれば基本的なことが一貫して学べることに間違いはありません。

ですが「自分の強みを活かしながら働く」といった意味では、マニュアル通りのやり方がベストとは限らないし、自分に合った方法でスキルを身につけていく方が、より早い段階で自分なりに仕事がこなせるもの。


ただ言われるがままに取り組むのではなく、冷静な目で相手の言っていることを判断して自分なりに「相手は何を求めていて、自分はどうするべきか?」について考えながら働けば、見える世界も変わってくるんじゃないかなって思います。


敏感すぎて疲れる繊細人にとって理想の働き方とは??

f:id:gift-mkn:20210425192946j:plain

居酒屋でバイトをしていた学生時代や看護師の新人だった頃は、仕事の覚えが悪すぎて別の店舗のヘルプに飛ばされまくったり、仕事のミスを指摘されまくって鬱になったりしたけど、今となっては「仕事の覚えが早い」「仕事ができる」と褒められたり、派遣先に「ウチで正式に働かない?」とスカウトされる機会も増えました。

なんでこんなにも周りの評価が違うのかと不思議に思いましたが、その理由は「頭の回転の速さ」「順応力」「コミュニケーション力」をフルに活かして、自分なりに仕事をこなしていたからだっていうことに気がつきました。


ただ、こうやって仕事がこなせていたのも、実は「心の落ち着く環境(人間関係の良い職場、忙しすぎない職場、緊迫した雰囲気のない職場など)」「自分の特性を活かせる職種(サービス・接客業)」「体を動かす仕事」という条件下に加え、複業という形で複数の仕事に敢えて手をつけることで「部活感覚で働いていた」からでもあります。

もし「ウチで働いてくれないか?」というオファーを受けて一つの職場に留まってしまっていたら、たとえ高いお給料が貰えていたとしても責任感と仕事のストレスで疲弊していたと思うし、プライベートの時間も仕事の事ばかり考えて疲れ切っていたかもしれません。


HSP型ギフテッドは、過敏体質が理由で知らない間にストレスを抱えてしまったり、人の期待にばかり応えようとしてしまって自分を見失う傾向にあります。


自分の良さを活かすためには、自分が「楽しい」と思える働き方を選んでいく必要があります。

ギフテッドにとって複業やフリーランスが向いているのは、これが理由なのかもしれません。

【仕事効率UP】余計なことはするな!!サービス残業をするだけで仕事効率が格段に下がる理由

f:id:gift-mkn:20210413173548j:plain
「周りの人もまだ仕事しているし、先に帰るのは申し訳ない」「まだ30分も経ってないし残業代はもらうべきじゃない」サービス残業をして仕事の時間を無駄に増やしてはいませんか??

多くの人はたった30分の残業をしているつもりでも、誰かに合わせて退勤することで着替えて駅まで帰る時間をダラダラ過ごし、結果的に自分の時間を1時間も無駄にしている、ということに気づいていません。


仕事の業務自体にはさほどストレスを感じていなくても、余計な気遣いでストレスを感じていたり、それによって身体的・精神的疲労を溜め込んでいる場合も少なくありません。

特に大人の発達障害HSPと言われるような過敏体質の人は、誰かの行動を優先したり人に合わせて行動することが癖づいているため、それに気づいていない人が多いのも事実です。


会社のためだと思って無意識にやってきたことでも、それによって仕事のパフォーマンスを下げているのだとしたら、残業するべきかどうかを考えていく必要があります。

 

仕事ができる人は絶対にやらない?!「サービス残業」で損する働き方 

f:id:gift-mkn:20210109193137j:plain

今働いている職場には「今まで残業代もらったことない」と言う人(Tさん)がいます。

Tさんは入職して3年になる正社員なのですが、ほぼ毎日残業していて私より早く帰ったところを今まで見たことがありません。


確かに今の営業所の所長は誰が残って仕事をしているのかを大体把握していてそっと残業代をつけてくれていたりもしますが、それでも「残業代をもらったことがない(残業代をもらう手続きをしたことがない)」というTさんの発言には衝撃を受けました。

じゃぁ、なんでこんな事が起こっていたんだろう?って考えてみたときに、善人でいようとするTさんの考えが損する役回りを生み出していたということに気がつきました。


余計な仕事を増やしてしまう「善人気質な人」が、ついやってしまうこと

f:id:gift-mkn:20210109193653j:plain

『周りの人も残ってるし、先に帰るのは申し訳ない』
『他の人は仕事ができるから残業代をもらってるんだ(私なんかがもらってはいけない)』

3年間残業代をもらっていなかったTさんは、おそらくこのような思いから残業代をもらってなかったんじゃないかなって思います。


ただ、これはある種「人間関係」に重きを置く人の盲点。


「嫌われたくない」
「悪いイメージを持たれたくない」
「良い人だと思われたい」

という思い込みがあることによって、損する役回りをしていたことも考えられます。

中には残業代が欲しくて残って仕事をする人もいますが、ネガティブな思い込みのせいでサービス残業をしているのだとしたら、それは本当に勿体ないことだなと思います。


協調性にばかり目が向いてしまうと、常識やこれまでの当たり前だと思い込んでいる考えに囚われてしまいます。

その囚われから抜け出すためには、自分が感じる【違和感】にその都度気づけるようになっていかなければなりません。


仕事の空回りを防ぐために必要な考え方

f:id:gift-mkn:20210109193349j:plain

大人になればなるほど、人間関係に重きを置けば置くほど、人は自分の「こうしたい!」という考えを抑えて周りの意見に合わせることが当たり前になっていきます。

残業をするにしても「周りの人は残業代をもらわずに頑張っているから私も頑張らなくちゃ」なんて考えていたり「30分も働いていないから、これは残業のうちに入らない」と残業代をもわずにいたら、無駄な労力を使う上に損をするだけ。


勿論、その中には残業代を出さないブラック企業もあるかもしれませんが、残業代をもらうに値する仕事をしていたのなら残業代をもらう権利があります。

会社が知りたいのは「何の仕事に、どれだけの時間が必要なのか?」なのだから「〜に○○時間(分)かかりました」という申立てをする義務があってもいいくらい。


だから私も、新人で人より仕事が遅かろうが「〜に○○時間(分)」と残業代の申請をするようにしています。

今の職場でも、Tさんや他の社員は「私は今まで残業つけたことがない(だから申請の仕方もわからない)」と言っていましたが、『分からなければ所長に聞けばいいし、残業代をつける・つけないは会社が決める事だから、とりあえず申請しておこう!』という思いで申請していました。


その結果、申請が通った上に『この業務なら(15分とかじゃなくて)1時間でつけてもいいよ』と言われたりもしました。


いかがでしょう??

ここでもし遠慮していれば、数千円〜数万円を損していたかもしれません><


同じ仕事をしていても、結局はその人の働き方次第で貰えるお金って変わってくるんです。

もちろん「お金を受け取るだけの仕事をきちんとやっている」という意識があることも重要。


「これだけの仕事をやっているんだから、それなりのお給料をもらって当然」という感覚って、凄く重要なことだなって思います。


余計な仕事を減らして、自分のペースに周りを巻き込む方法 

f:id:gift-mkn:20210109193423j:plain
「仕事の不満を挙げて下さい」と言われたら、

・愚痴や噂話が多い

・仕事ができない人がいる
・仕事のやり方に細かい人がいる
・給料が安い
・残業が多い、定時で帰れない
・仕事のストレスが半端ない
・責任が重すぎる
・仕事に面白みを感じない
・会社のやり方が古すぎる
・新しい業務が増えすぎてついて行けない ・・・

といった不満が出てくる人もいるのではないでしょうか。


その不満を抱えたまま仕事をしてしまうと、フラストレーション(不快感や緊張感)が溜まった分、それが爆発してあらゆるところにしわ寄せが起こってしまいます。

実際にストレスで飲みすぎや食べ過ぎで太ってしまったり、何かしらの病気になってしまう人もいるし、怒りたくない時に怒り出したり、泣きたくないのに泣き出してしまう人、そして人に迷惑をかけてしまった自分に自己嫌悪する人もいます。


そういえば「残業代をもらっていない」と話していたTさんも「1日1リットル飲んでいるお酒がやめられない」と話していましたが、結局これも仕事のストレスを溜めている事が原因なんじゃないかなって思います。


どんなに善人でいようとしていても、自分の心や体に嘘はつけません。

結局、自分にとって一番楽な生き方は「我慢しない」という生き方なんじゃないかなって思います。


例えば、自分の価値観に沿った生き方をしていくのもアリ。

私の場合は「自由」という価値観がとても重要なので、働き方も一つの職場・職種に限定するのではなく、看護師として訪問入浴やデイサービスで働きながら、フリーランスでブログを書いたり人の相談に乗るようにしています。

ちなみに訪問入浴の仕事は非正規雇用ですが、残業した分の残業代はきっちりもらうようにしているし、本来はシフト制だけど「予定が早めに分からないと困る」という話をして、固定シフトにしてもらっていたりもします。


勿論、相手に頼んでばかりではなく「忙しい曜日は優先的に出られるようにします」「もしシフト変更の希望があれば柔軟に検討していきます」と会社にもメリットがあるように交渉をすることで初めて相手に意見を受け入れてもらっているのですが、意外とこの交渉が重要なんじゃないかなって感じています。


ある意味、自分の働き方一つにこだわりを持たなければ、相手を納得させるように話を通すことはできませんが、逆に言えば、自分の中のこだわり(譲れない価値観)を何かしら持っていれば、交渉次第でその意見を通すことができるし、その分自分に見合った働き方ができるということでもあります。


その意見を言って初めて動き出すこともあるからこそ、会社のやり方、ルールにただ従うのではなく、時には自分の意見を言ってみることも大切なのではないでしょうか。


楽しく遊んだ後でも、疲れるのはなぜ??HSPが疲れを引きずらないためにやるべきこと

f:id:gift-mkn:20210411190153j:plain

「楽しく出かけていたのに家に帰ってきた頃にはグッタリ・・」
「友達と楽しい時間を過ごしていたはずなのに何故か疲れている」

そんな経験に悩まされてはいませんか??


HSPという繊細体質な人や双極性障害のようにテンションのアップダウンが激しい人は、エネルギーを上手くコントロールできずに体力を消耗しがち。

折角の休みの日でも十分な休息が取れずに疲れを持ち越したり、逆に1日中ずっと寝ていて休日を楽しめなかった、という人は少なくありません。


では、体力を温存しつつ休日を楽しむためには、どのようなことを心がけていけば良いのでしょうか??

今回は「体力を消耗しないために心がけるべきこと」についてお伝えしていきたいなと思います。

 

HSP双極性障害??楽しいことをしていてもドッと疲れる人たち 

f:id:gift-mkn:20210411190649j:plain

HSP(繊細すぎる人)や(双極性障害と言われる人のように)気分のアップダウンの激しい人たちは、なぜ疲れすぎてしまうのでしょうか。


その理由は、生まれ持った「繊細(敏感)体質」や「感受性の強さ」にあります。


繊細(敏感)体質だと無意識に相手の感情を汲み取ってしまい、(たとえ今疲れていたとしても)遊びの誘いに乗ってしまったり、相手の期待に応えようとすることがあります。

これは自分と他人の意識に境界線がなく、気づけば相手の言うことに従ってしまっている、というもの。


「本当は一人の時間を過ごしたい」「この日はゆっくり家で過ごしたい」と思っていても【YES】と言ってしまい、自分の心の声とは真逆の行動を取ってしまっていることが原因として考えられます。


そして気分のアップダウンが激しい人に関しては「常に場を盛り上げようとする」「人に気を使いすぎる」という特徴があります。

一言でいうと「頑張らなくて良いところでも頑張りすぎるタイプ」


それは「相手を元気付けよう!」「気分を盛り上げていこう!」という優しさが根本にあるからなのですが、変に気を張りすぎて一人になった瞬間にぐったりしてしまったり、エネルギーを消耗しすぎてうつ状態になってしまうこともあります。


楽しいはずなのに遊んだ後に疲れる人の共通点

f:id:gift-mkn:20210411190838j:plain

十分に楽しんでいるはずなのに、遊んだ後に疲れてしまう人にはある共通点があることをご存知でしょうか。


実は疲れやすい人には、空気を読みすぎてしまったり、相手を気遣いすぎてしまう、という特徴があります。


勿論、体質的なもの(過敏性体質)も理由の一つではありますが、そればかりではありません。

「相手の期待を裏切れない」
「人に嫌われたくない」
「一人で過ごすのは寂しい」
「折角の休日なのに予定を入れないと勿体ない」

という思い込みがある人も、自分の行動よりも誰かの行動を優先することでエネルギーを消耗する傾向にあります。


HSPが他人の意識に囚われすぎてしまうのも、自分の心の声に耳を傾ける機会が少ないからですが、自分の想いを大事にしなければ人の意見に流されてばかりの人生を送ることになってしまいます。

自分の人生を誰かに支配されないためには「目先の出来事」よりも「(自分は)本当はどうしたいのか」に目を向けていかなければなりません。


一緒にいちゃダメな「楽しいけど人を疲れさせる人」とは?

f:id:gift-mkn:20210411191716j:plain

あなたの周りには「一緒にいるのが楽しい!(けど、ずっと一緒にいると疲れるな)」と思う人っていませんか??


実はどんなに気の合う友人でも、それが家族や恋人だったとしても「(長時間)一緒にいると疲れるな」と感じてしまう地点でエナジーバンパイア(自分のエネルギーを吸い取る相性の人)である可能性があります。
 

gifted.hatenadiary.com

 
・感情の起伏が激しい
・一方的に話を進めていく
・自分の話が長い
・行動力があり過ぎる(バイタリティがある)
・考えていることや気持ちが読み取りづらい
・平気で嘘をつく
・ネガティブだったり後ろ向きな話が多い

というような特徴を持っている人は、大抵、繊細体質な人にとってのエナジーバンパイアになりますが、

(この人が相手だと)いつも以上に気を使ってしまうし相手に合わせてしまう、というような人もエナジーバンパイアである可能性が十分に考えられます。



相手を極端に避ける必要はありませんが、身近な人で当てはまる人がいるのであれば、ある程度の距離感を持って接することが大切です。


まずは「疲れを引きずらない生活サイクル」を身につけよ!

f:id:gift-mkn:20210411192012j:plain

ここまでに疲れやすさの原因として体質的なもの、精神的なもの、関わる相手が関係しているというお話をしてきましたが、その上で遊んだ後も疲れていたり、ドッと疲れが出てしまう人がいるのはなぜだと思いますか??


ちなみに私は「疲れを引きずっているから」だと考えています。

一般的に睡眠は「疲れを取るための行動」だと言われていますが、熟睡できていない人は疲れを次の日に持ち越していたり、疲れを持ち越す日が続くことで慢性疲労にまで発展させていたりもします。


疲労を改善するためには、まずは熟睡することでしっかりと1日の疲れをリセットすることが大切!

「熟睡する」というと、「長い時間眠ること」だと勘違いしている人も多いそうなのですが、ただ長い時間眠るだけでは疲れは取れません。

睡眠時間の直前(2時間以内)には食事を摂らない、身体が疲れている時はゆっくりと湯船に浸かる、眠る時以外は布団に入らない、寝る前に軽くストレッチをするなど、良質な睡眠を取るため下準備も必要です。


また睡眠時間や起床時間がバラバラだと体内時計が狂いやすく、時差ボケの状態になっていることもあるのだとか。


「しっかり寝ているはずなのに怠い」
「いつもスッキリ起きれない」
「起きても何もやる気がしない」

といった症状に悩まされているのであれば、それは体内時計が狂って自律神経が乱れているからかもしれません。


ちなみに私は低血圧ということもあり以前からこの症状に悩まされていたのですが、就寝時間と起床時間を合わせることで、最近はアラーム無しでも自然と起きれるようになりました^^


自律神経系を整えることは疲労回復にとても効果的なので、まずは良い睡眠を取ることを心がけてみると良いのかもしれません。



仕事が遅いのはなぜ??隠れADHD(HSP)が仕事をテキパキこなせない本当の理由

f:id:gift-mkn:20201221181750j:plain

「仕事が遅い」と注意を受けてばかりなのに、早くこなそうとすると空回りやミスばかり・・そんな風に悩むことってありませんか??

過敏体質の人は、人目があったり何かしらのプレッシャーを与えられると過度に緊張してしまう性質があります。

『新人だし、仕事振りを人に見られるのは仕方がない』
『時間に限りがあるから早くこなさないと・・』

と頭で分かっていても、過敏体質がゆえに必要以上に周りが気になって余計に仕事ができなくなってしまうことも多々あります。


私も完全にこのタイプで、看護師になりたての頃は空回りしまくりでミスの連発でした。


だけど過敏体質でも、その性質と自分の長所を活かせば、今よりも上手く立ち回ることができるのです。


今回は人目やプレッシャーに負けない、仕事の立ち振る舞いについてお伝えしていきたいなと思います。

 

本当に仕事ができないのは過敏体質(ADHD気質)が原因??人目やプレッシャーに悩まされるそのワケとは

f:id:gift-mkn:20201221181951j:plain

慣れない仕事をしている時(特に仕事を始めたばかりの頃)って、仕事の全体像が見えなかったり要領が分からなかったりで戸惑うことが多いですよね><

私も看護師になったばかりの頃は先輩の目や周りのプレッシャーが気になってしまって、何かしらのミスをする度に

・先輩は何に対してそんなに怒っているんだろう?
・このやり方で次も怒られないかな?
・今度こそ認めてもらえるかな?
・次は何を見られるんだろう?
・またどこかで同じミスを繰り返していないかな?
・仕事を早くこなすにはどうすればいいんだろう?
・自分が認められるためには何をすれば・・? 

といったことを【同時に】考えてしまって、目の前の仕事がこなせない(今やるべきことに集中できない)という悩みを抱えていました。


ただ後になってわかったのですが、これが「隠れADHDHSP)」が生まれつき持っている過敏体質によるものだったの。

同じ症状に悩まされている人は単に「自分は仕事ができない」と思い込んでいるかもしれませんが、仕事ができない理由の根本には共感覚【過緊張】というものがあったんです。


これは一般の人からすると「気にしすぎ」「考えすぎ」だと誤解されやすい部分でもあるのですが、神経質なのとは種類が違います。

「体質的に過敏になってしまう」というのが特徴で、人目やプレッシャーが異常に気になってしまったり、人の期待値(○○して欲しいという思い)まで汲み取って「どこまでやるべきなのか?」を考え混んだり、動けなくなる(思考停止状態になる)こともあります。


それゆえに周りからは「仕事が遅い」「要領が悪い」「何も考えていない」と思われがちですが、実際はその逆で「情報量や頭で考えることが多すぎて行動が伴わない」ということが起こっていたりもします。

『頭では分かっているけど、何からやるべきかわからない』
『どこまで相手の期待に応えればいいのかわからない』

という思いを感じる度に、生きづらさを感じることも少なくありません。


隠れADHDHSP)の特性を活かしながら仕事のスピードを上げるための対処法

f:id:gift-mkn:20201221183903j:plain

基本的に人は、自分の「理解できないもの」「分からないこと」に対して、不安や恐怖を感じやすい生き物です。

・自分のやったことの何が問題だったのかが理解できない
・怒られた(叱られた)理由が分からない
・何を求められているのか分からない
・どこまでやればいいのか分からない
・何が原因でミスしたのかが分からない etc

と「理解できないこと」「分からないこと」づくしでは、人目やプレッシャーで余計パニックに陥ってしまうこともあります。


そうならないためにも「原因を明確にして先回りすること」が大切。


・自分のやったことの何が問題だったのかが理解できない

→理由を相手に聞く、本当の問題を明らかにする


・怒られた(叱られた)理由が分からない

→自分の行動を振り返る


・何を求められているのか分からない
・どこまでやればいいのか分からない

→想像する、分からなければ何をすべきか聞く


・何が原因でミスしたのかが分からない

→分かる人に聞く、原因を突き止める


というように、分からないままにしておくのではなく、その都度問題を解決しておく必要があります。


また、隠れADHDHSP)のような繊細人は個性が強く、こだわりも強いため、自分の強い意志を持っていたり、プライドが高い人が多いという特徴もあります。

こだわりやプライドが強く出てしまうと「素直に人に聞く・確認する」「誰かを頼る」「指摘されたことと向き合う」ということが疎かになってしまうこともあります。


それが自営業であれば個性の強さを活かしていくことも必要なのですが、どこかの企業で働く場合は周りの意見を参考にしたり、その考えを取り入れなければなりません。

一般の人からすると基本的なことではあるのですが、その基本ができていなくて会社に馴染めなかったり、仕事が上手くいかなかったり、空回りやミスを繰り返す人が隠れADHDHSP)には多いので注意が必要です。


プレッシャーを与えてくる人が私たちに求めているもの

f:id:gift-mkn:20201221184450j:plain

プレッシャーを与えてくる人には「仕事がテキパキこなせる」「広い視野を持って仕事に取り組める」という人が多く、また誰かに期待を寄せている場合にも「敢えてプレッシャーを与えてくる」ことがあります。

プレッシャーを与えられる側からしたら鬱陶しい存在かもしれないし、余計なお世話だと感じることもあるかもしれません。


ですが、

「もっと仕事を上手く回していきたい」
「もっとこの人は伸びるはずだ」

という正義感や想いが、結果プレッシャーを与えてしまっている場合もあるので、「相手が必ずしも悪意を持っているとは限らない」ということを忘れてはいけません。


プレッシャーを与えてくる人は

・テキパキ動くこと
・気の利いた行動
・期待以上の行動

を求めていますが、これを心がければプレッシャーを感じにくくなるだけでなく、何も注意を受けなかった時の「やってやった!感」に快感を覚えるようにもなります(笑)


隠れADHDHSP)のような過敏体質の人は共感覚で周りばかり気になってしまうから、自分の良さに中々気づけなかったり、「自分以外の人の方が凄い」と思ってしまいがちで自分に自信がない人も多いのですが、

こうやって先回りして相手の期待に応えることを癖づけると「自分にはこんなこともできるんだ!」と自信に繋げることができます。


「期待以上の事なんて、私にできるかな・・。」と不安に思う人もいるかもしれないけれど、大事なのは心意気!

最初は「テキパキこなしている風」「気が利いている風」「期待に応えている風」でもOK!

とにかく、いつもより動いている(頑張っている)ってことが相手に伝われば、風当たりは良くなっていくものです。


まとめ

f:id:gift-mkn:20201221184854j:plain

どんなにダメダメな仕事ぶりでも、一生懸命、仕事に取り組んでいる人を見放す人はいません。

仕事が上手くこなせないなら、まずは「人たらし」になってみることも大事!

相手が喜ぶことや求めていることを先回りしてやっていけば、必ず何かあった時に助けてもらえるし、それによってミスをカバーしてもらえるようにもなります。