人は誰かに何かを勧められても、基本的に行動に移すことはできません。
たとえば「この美顔器オススメだよ!」「筋トレしたら5キロも痩せたよ!!」と人に勧められたり、それがどんなに良いものだと分かっていたとしても行動を起こすことができません。
その理由は自分にとって「必要か、必要でないか」を、本当の意味で理解することができていないから。
人は基本的に変化を恐れたり安定を求める生き物なので、何か行動する理由(自分にとって必要だと断定できる理由)がないと行動できないものなのです。
「怠け癖」や「悪習慣」を断ち切る上では【自分を納得させること】が行動への近道。
「これは絶対にやった方が良い」とある種の自己洗脳をかけることで、 新しい習慣を取り入れることができるようになります。
脳は納得したことしか行動に移せない
誰かに「これはあなたにオススメ!」「絶対試した方がいいよ!」 と勧められても、すぐに行動できない理由をご存じですか?
人は心から納得しないと行動できないもの。
健康に悪いと分かっていても甘い物がやめられなかったり、パートナーに本音を伝えたくても我慢を優先してしまうのは、その行動を起こすことが必要だと、本当の意味で理解していないからなんです。
・早起きしたくてもできない
・運動したくても続かない
・節約したくても衝動買いしてしまう
・家のものを片付けたくても後回しにしてしまう・・
こんな怠け癖や習慣を変えたいなら、その理由を見つけてあげることが必要。
脳を錯覚させて「これをやるのは当たり前」という状態にすることができれば、悪習慣を断ち切ることができます!
脳を刺激してやる気を起こさせるには??
「人は納得しないと行動に移せない」とお話しましたが、自分を納得させるためには【現状を見つめ直すこと】が必要です。
例えば甘い物をやめたい(けどやめられない)のであれば、
・甘い物はなぜ身体に悪いのか?
・どんな時に甘い物を食べてしまうのか?
・甘い物を食べない人はどんな食生活を送っているのか?
・甘いものを控える食生活とは?
・自分が食生活に取り入れられそうなこととは?
といったように、自分が今どんな状態にあるのか、自分以外の甘い物を食べない人たちはどんな食生活(生活習慣)を送っているのか 、自分にできそうなことは何か、を見つめてみことで前に進むための第一歩が見えてきます。
これが行動を変えられる人と、変えられない人の違い。
今抱えている問題(現状)に目を向けないと「何をすれば良いのか?」という解決策が見えてきません。
行動を変えられる人は、この解決策を早く見つけ出しているから変わることができるのです。
"知識"は新しい習慣をつくる?!
人が行動できない理由としては「現状に満足している」「あまり困っていない(悩んでいない)」というものもあります。
これが実は、一番厄介。
一見、困っていなければ何も問題がないようにも見えますが、本人が「困っている」と認識できなければ「現状を変えたい」という発想には至りません。
ここでの本当の問題は「悩みが潜在化したまま」だということ。
なんとなく「あの人みたいにスリムになりたい」「恋人が欲しい」 「仕事やめたい」「いつになっても痩せられない」と思っているだけでは何も変わりません。
体重計に乗って自分の体重を理解するから「あと○○キロ痩せたい !」「まずは○○キロ痩せる方法を調べよう!」になるし、 どんな人とどんな恋愛をしていきたいか、そのためにはどんな自分でいたいかをイメージするから「彼氏ができるまでにやりたいこと 」が見えてきます。
また「仕事をやめたい」という思いだって、やめたい理由や今の仕事をやめたら何をしたいのか?自分にとって理想の働き方とはどんな働き方なのか? を紙に書き出せば現状を変える方法が見えてくるだろうし、 中々体重が減らないなら自分の日々の生活習慣を見直せば「変わらない理由」がわかるかもしれないのです。
それぐらい、習慣を変える方法はシンプルなんだけど、きっと殆どの人はそれが面倒でやっていないんです。
自分の想い(本当はどうなりたいのか)に向き合えば自然と分かることなのですが、時間に追われていたり心に余裕がないとそれができません。
だから、まずはやってみる。
できれば休みの日の朝、普段よりも少し早く起きてノートに自分の想いを書き出してみるといい。
朝は頭が冴えた状態だから良いアイデアが浮かびやすくなるし、気持ちの良い休日を過ごすことができるのでオススメですよ!