繊細体質のトリセツ

“繊細人”らしくストレスフリーに生きていくための指南書

心の闇から抜け出す方法

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人は誰かに傷つけられたり、痛みを感じ続けていると、そのうち痛みに鈍感になってしまいます。


例えば、

「お前って、ホントにブスだよな~」
「お前みたいに仕事ができない人、初めて見たよ」

なんて言われても

『どうせブスだし、何やっても変わらない。』
『私みたいな人間、消えた方がいいのかな・・。』
『自分みたいな人間が仕事していても意味がない。』
『なんでこう、自分はダメなんだろう・・。』

と【心の痛み】には一切反応せず、ただ黙って聞いているだけだったり、相手の言葉を鵜呑みにしたりします。

これが心の闇が深まる原因。


「傷つくこと」が癖になると、そこから抜け出せなくなってしまうのです。


人は痛みに耐え続けると、どうなる??

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人は‘’痛み”を与えられ続けると、痛みに耐えられる体になってしまいます。

・「どうせ自分には無理だ」とそこに留まろうとする
・「辛い」「助けて」と言えなくなる
・心が傷ついている人(だけど優しさ(愛情)を知らない人)に惹かれてしまう
・負の人間関係から抜け出せなくなる
・明るい人には引け目を感じ、暗い人に安心感を覚える

これは全て、心の闇から抜け出せなくなった人の行動。

痛みを感じるのが当たり前になってしまって、そこから抜け出せなくなってしまうのです。


私自身の過去の恋愛を振り返ってみても、やっぱりその傾向は少なからずありました。

自分を大切にしてくれる人に対して違和感を感じたり「気持ち悪い」と思うこともあったし、心の闇を抱えている人にばかり惹かれていました。

一番わかりやすかったのは、相手に奢らせずに割り勘にするか、自分が奢るという行動。

単純に「自分には価値がない」と思っていたから、愛情を与えてもらうことに違和感を感じていたんだと思います。


こんな風に自分に自信がなかったり、自分の心に闇を抱えていたりすると、明るくて元気な人や向上心がある人に引け目を感じて距離を置こうとします。

そして闇を抱えた人に安心感を抱きやすいから、そこから抜け出せなくなるという悪循環が起こるのです。


「辛いとき」「苦しいとき」に、まずやるべきこと

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例えば、人は転んだとき、傷口を確認したり処置したりしますよね。

子供だったらすぐに擦り剥いた所を確認して、血が出ていたら泣いて助けを求めようとします。


だけど、心の痛みに鈍感な人は傷があっても見ないふりをして、また走り出します。

傷にばい菌が入って、傷口が悪化していてもそのままの状態。

気づいたときには大きく腫れ上がっていて、歩けなくなってしまいます。


これが実際の鬱の状態。

本当に助けを求めたいときには、すでに手遅れになっていることがよくあります。


では「心が元気な人」はというと、常に自分の心の状態と向き合ったり、心地良い環境づくりをしながら日々を過ごしています。

つらいことがあれば「何が辛かったのか」「どんな気持ちになったのか」「どうしたら楽になるのか」と、いつも気にかけているし、気持ちがネガティブになったときは、心が元気になるものを意識的に取り入れるようにしています。


また「辛い気持ち」や「悲しい気持ち」をそのままにしません。

自分を傷つけてきたり、嫌がらせをしてくる人に対してきちんと反論することもあります。

もちろん、そうやって人に反論できるのは自分の気持ちをきちんと受け止めているから。

逆に言うと、自分の気持ちをないがしろにしていたら、何が辛くて悲しいのか、何をして欲しいのか、自分はどうしたかったのかを主張することすらできません。

相手の誤った行動に反論したり、意見すると言うことは自分を守るということでもあります。


感情を整理するまでは思いっきり泣いたり、怒ってもかまいません。

そうやって感情を表に出すことで気づく思いもあります。


とにかく嫌な気持ちはため込まないこと。

自分自身を守るための意見が言えるよう、まずは自分自身が【自分の心の状態】に気づいてあげなければいけないのです。

 

ちなみに自分を守ったり、気持ちを上げる方法は「メンタル強め美女 白川さん」からも学べますよ😊

今ドラマでもやってるけど、ホント面白い😊

 


悲しい気持ち、辛い気持ちに蓋をするのは逆効果?!

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人の気持ちを抑えようと思っても限界があります。

例えば、街中で大きな怒鳴り声をあげている人や、お酒を飲んだら人が変わる人、薬やお酒タバコや恋愛などに依存してしまう人が良い例。

また普段はいい人なのに恋人の前だと暴力的になる人や、普段真面目な人が実はストーカーだった、ということもあります。


私の知り合いのネイリストさんからは、いい人だからと紹介された人と何回目かのデートでカラオケに行った際に「いい加減にやらせろよ」と襲われかけた、という話を聞いたことがあります。

普段は良い人のように見えても、感情を抑えすぎている人はこのように歯止めが利かなくなってしまうことがあるのです。


心の安定を求めて精神薬を飲んでいても症状が改善しないのは、心の奥の悲しみと向き合ってきちんと解消していないからなの。

楽になるものにばかり手を伸ばすではなく、自分の辛い過去を振り返ったり、何か(誰か)を頼らずに自分自身の心を癒すことも必要です。


・誰かに話を聞いてもらうのではなく、自分の今の気持ちを紙に書き出して自分自身で受け止めてみる。

・同じ悲しみを持っている人とSNSでつながるのではなく、悲しみを乗り越えた人から話を聞いてみる。

・無理に気分を上げたり、平気なフリをするのではなく、悲しい曲に浸ったり悲しい映画を見て涙を流してみる。

・たまには贅沢をして、美味しいランチを食べてみる。

こういうことを日々心がけていると、今の辛い現状から抜け出す方法を閃いたり、自分に手を差し伸べてくれる人と出会えたりもします。


感情はため込むのではなく、循環させることが大事。

嫌な気持ちをため込まないから心が軽くなるのです。