繊細体質のトリセツ

“繊細人”らしくストレスフリーに生きていくための指南書

【仕事効率UP】余計なことはするな!!サービス残業をするだけで仕事効率が格段に下がる理由

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「周りの人もまだ仕事しているし、先に帰るのは申し訳ない」「まだ30分も経ってないし残業代はもらうべきじゃない」サービス残業をして仕事の時間を無駄に増やしてはいませんか??

多くの人はたった30分の残業をしているつもりでも、誰かに合わせて退勤することで着替えて駅まで帰る時間をダラダラ過ごし、結果的に自分の時間を1時間も無駄にしている、ということに気づいていません。


仕事の業務自体にはさほどストレスを感じていなくても、余計な気遣いでストレスを感じていたり、それによって身体的・精神的疲労を溜め込んでいる場合も少なくありません。

特に大人の発達障害HSPと言われるような過敏体質の人は、誰かの行動を優先したり人に合わせて行動することが癖づいているため、それに気づいていない人が多いのも事実です。


会社のためだと思って無意識にやってきたことでも、それによって仕事のパフォーマンスを下げているのだとしたら、残業するべきかどうかを考えていく必要があります。

 

仕事ができる人は絶対にやらない?!「サービス残業」で損する働き方 

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今働いている職場には「今まで残業代もらったことない」と言う人(Tさん)がいます。

Tさんは入職して3年になる正社員なのですが、ほぼ毎日残業していて私より早く帰ったところを今まで見たことがありません。


確かに今の営業所の所長は誰が残って仕事をしているのかを大体把握していてそっと残業代をつけてくれていたりもしますが、それでも「残業代をもらったことがない(残業代をもらう手続きをしたことがない)」というTさんの発言には衝撃を受けました。

じゃぁ、なんでこんな事が起こっていたんだろう?って考えてみたときに、善人でいようとするTさんの考えが損する役回りを生み出していたということに気がつきました。


余計な仕事を増やしてしまう「善人気質な人」が、ついやってしまうこと

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『周りの人も残ってるし、先に帰るのは申し訳ない』
『他の人は仕事ができるから残業代をもらってるんだ(私なんかがもらってはいけない)』

3年間残業代をもらっていなかったTさんは、おそらくこのような思いから残業代をもらってなかったんじゃないかなって思います。


ただ、これはある種「人間関係」に重きを置く人の盲点。


「嫌われたくない」
「悪いイメージを持たれたくない」
「良い人だと思われたい」

という思い込みがあることによって、損する役回りをしていたことも考えられます。

中には残業代が欲しくて残って仕事をする人もいますが、ネガティブな思い込みのせいでサービス残業をしているのだとしたら、それは本当に勿体ないことだなと思います。


協調性にばかり目が向いてしまうと、常識やこれまでの当たり前だと思い込んでいる考えに囚われてしまいます。

その囚われから抜け出すためには、自分が感じる【違和感】にその都度気づけるようになっていかなければなりません。


仕事の空回りを防ぐために必要な考え方

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大人になればなるほど、人間関係に重きを置けば置くほど、人は自分の「こうしたい!」という考えを抑えて周りの意見に合わせることが当たり前になっていきます。

残業をするにしても「周りの人は残業代をもらわずに頑張っているから私も頑張らなくちゃ」なんて考えていたり「30分も働いていないから、これは残業のうちに入らない」と残業代をもわずにいたら、無駄な労力を使う上に損をするだけ。


勿論、その中には残業代を出さないブラック企業もあるかもしれませんが、残業代をもらうに値する仕事をしていたのなら残業代をもらう権利があります。

会社が知りたいのは「何の仕事に、どれだけの時間が必要なのか?」なのだから「〜に○○時間(分)かかりました」という申立てをする義務があってもいいくらい。


だから私も、新人で人より仕事が遅かろうが「〜に○○時間(分)」と残業代の申請をするようにしています。

今の職場でも、Tさんや他の社員は「私は今まで残業つけたことがない(だから申請の仕方もわからない)」と言っていましたが、『分からなければ所長に聞けばいいし、残業代をつける・つけないは会社が決める事だから、とりあえず申請しておこう!』という思いで申請していました。


その結果、申請が通った上に『この業務なら(15分とかじゃなくて)1時間でつけてもいいよ』と言われたりもしました。


いかがでしょう??

ここでもし遠慮していれば、数千円〜数万円を損していたかもしれません><


同じ仕事をしていても、結局はその人の働き方次第で貰えるお金って変わってくるんです。

もちろん「お金を受け取るだけの仕事をきちんとやっている」という意識があることも重要。


「これだけの仕事をやっているんだから、それなりのお給料をもらって当然」という感覚って、凄く重要なことだなって思います。


余計な仕事を減らして、自分のペースに周りを巻き込む方法 

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「仕事の不満を挙げて下さい」と言われたら、

・愚痴や噂話が多い

・仕事ができない人がいる
・仕事のやり方に細かい人がいる
・給料が安い
・残業が多い、定時で帰れない
・仕事のストレスが半端ない
・責任が重すぎる
・仕事に面白みを感じない
・会社のやり方が古すぎる
・新しい業務が増えすぎてついて行けない ・・・

といった不満が出てくる人もいるのではないでしょうか。


その不満を抱えたまま仕事をしてしまうと、フラストレーション(不快感や緊張感)が溜まった分、それが爆発してあらゆるところにしわ寄せが起こってしまいます。

実際にストレスで飲みすぎや食べ過ぎで太ってしまったり、何かしらの病気になってしまう人もいるし、怒りたくない時に怒り出したり、泣きたくないのに泣き出してしまう人、そして人に迷惑をかけてしまった自分に自己嫌悪する人もいます。


そういえば「残業代をもらっていない」と話していたTさんも「1日1リットル飲んでいるお酒がやめられない」と話していましたが、結局これも仕事のストレスを溜めている事が原因なんじゃないかなって思います。


どんなに善人でいようとしていても、自分の心や体に嘘はつけません。

結局、自分にとって一番楽な生き方は「我慢しない」という生き方なんじゃないかなって思います。


例えば、自分の価値観に沿った生き方をしていくのもアリ。

私の場合は「自由」という価値観がとても重要なので、働き方も一つの職場・職種に限定するのではなく、看護師として訪問入浴やデイサービスで働きながら、フリーランスでブログを書いたり人の相談に乗るようにしています。

ちなみに訪問入浴の仕事は非正規雇用ですが、残業した分の残業代はきっちりもらうようにしているし、本来はシフト制だけど「予定が早めに分からないと困る」という話をして、固定シフトにしてもらっていたりもします。


勿論、相手に頼んでばかりではなく「忙しい曜日は優先的に出られるようにします」「もしシフト変更の希望があれば柔軟に検討していきます」と会社にもメリットがあるように交渉をすることで初めて相手に意見を受け入れてもらっているのですが、意外とこの交渉が重要なんじゃないかなって感じています。


ある意味、自分の働き方一つにこだわりを持たなければ、相手を納得させるように話を通すことはできませんが、逆に言えば、自分の中のこだわり(譲れない価値観)を何かしら持っていれば、交渉次第でその意見を通すことができるし、その分自分に見合った働き方ができるということでもあります。


その意見を言って初めて動き出すこともあるからこそ、会社のやり方、ルールにただ従うのではなく、時には自分の意見を言ってみることも大切なのではないでしょうか。