繊細体質のトリセツ

“繊細人”らしくストレスフリーに生きていくための指南書

親切と余計なお世話(お節介)の違いって何??世話焼きタイプが注意すべき過干渉の落とし穴

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自分では良かれと思ってやっていても、ありがた迷惑だと思われたり、逆に怒られたりしてショックを受けたことってありませんか??

ギフテッド(繊細人)の中でも過保護な家庭で育てられた人は、構ってもらえないと不安になる傾向が強かったり、自分の親と同じように誰かに構いたくなる(干渉したくなる)傾向にあります。

良かれと思ってやっていても、親切心が空回りしてしまう理由はこれ。


では、相手の為になる行動とは一体何なのでしょうか?


今回は親切と余計なお世話(お節介)の違い、ありがた迷惑をしないための注意点についてお伝えしていきたいなと思います。

「小さな親切、余計なお世話」は、ストレスが原因?? 

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過干渉な家庭で育ったギフテッドやA型の人に特に多いのが、「自分にとってストレスにならないように、予めルールを決めておいてそれに沿って行動する」というもの。

これが自分だけに限った話ならまだしも、我慢が重なってフラストレーションが溜まっていたりすると、自分の周りにいる人にもそのルールを強要しようとすることがあります。

教育ママが「それは違うって言ったでしょ!」「なんで何度も言ってるのに分からないの?」「これはこうやってやるんだよ、わかった??」としつけしていくのと一緒で、誰かを自分の考えに従わせることで安心感を得ようとしてしまうのです。


ただ、本人は意識せずにこれをやっている場合が殆ど。

「自分の思い通りにならないのは相手が悪いからだ」と強く思い込んでいることもあるため、本人がそこに目を向けなければ気づくことはできません。

余計なお世話をする人の心理と傾向

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余計なお世話をしたり、ありがた迷惑だと思われがちな人は、どこか神経質だったり繊細な心を持っている人が多いかもしれません。

自分ルールを作ることは自分自身にストレスがかからないようにするための予防線でもあり、自分が安心して行動できるように、自分なりのルールを設けて行動しようとしますが、自分の中の何かしらのコンプレックスが原因で「○○するべき」「○○しなければならない」という思いがあると、それは絶対だという行動をとろうとすることもあります。

自分の中にある「こだわり」や「ルール」が当たり前だと思うと「自分のこだわりやルールを無視する人=わかっていない人(ダメな人)」だと判断するようになったり、自分ルールに従わない人は非常識人だと思い込むこともあるため、「付き合いづらい人」「プライベートまで一緒にいるのは疲れる」と思われることもしばしば・・。

お節介な人、面倒な人にならないためには、自分ルールを自分の中だけに留めておけるよう、ストレスを上手に発散させていくことが必要なのです。


人間関係を円滑にする気遣いとは・・?

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人は「良い人」でいようとすると「良い人であるためにはどうするべきか?」を考えると同時に、マイルールを作るようになります。


校則がある学校とない学校、どちらの生徒が勉強に意欲的になるか?というと「校則がない学校」だというデータも出ていますが、その理由は「校則」という規定が校則を守れなかった人を悪者にし、校則を守る者と守らない者との間に対立関係を作ってしまうからなのだとか。

一見、ルールや決まり事がない方が不良を生み出しそうですが、人は自由な環境下にいると最初は好き勝手な行動をしていても段々その行動に飽きて、最終的には自分のやるべきことを自分で見つけ出すようになるのだそう。


人はルールや決まり事がなければ、自分を拘束せず自由になれる分、相手の自由を許せるようにもなります。
 

『自分の中の当たり前が相手にとっての当たり前とも限らない』
『やり方は違っていても、目的地に向かっていればそれで良いじゃないか』

と自然と思うようにもなるのかもしれません。



社会に出れば何かしらのルールがあるため

「自分はルールを守っているのに、あの人は守っていない!(ズルイ!!)」
「普通は○○すべきなのに、なんでこの人はそれをやらないんだろう??(イライラ・・)」

と思うこともあるんだろうけど、自分が少しでも社会の常識やルールという枠から外れてみたら、今とは違った世界が見えてきます。


自分を律することも時には大事ですが、律しすぎるのも問題。

程よく自分自身を自由にしてあげることで、相手が本当に求めているものも自然と見えてくるんじゃないかなって思います。