自分では良かれと思っていることでも、相手に喜ばれないことってありますよね。
『親切心でやったつもりが、余計なお世話になってしまった・・。』
そんな経験をして後悔した人もいるかもしれません。
では、何をすることが相手にとって喜ばしいことで、どこからが余計なお世話になってしまうのでしょうか??
今回は繊細人あるあるの「間違った気遣い」について、お伝えしていきたいなと思います。
「我慢の積み重ね」は偽善者のはじまり?
これはある種「人間関係」に重きを置く人の盲点かもしれません。 「嫌われたくない」 「悪いイメージを持たれたくない」 「良い人って思われたい」 という思い込みがあることによって、損する役回りを得ていた事が考えられます。
【大人の発達障害】働きづらいは解消できる?!自分らしく働くために必要な知恵 - 繊細すぎて生きづらい人のための自分らしい生き方プロデュース
前回の記事で「善人は損をする」っていう話をしていたんだけど、実は善人(良い人でいようとする人)は我慢して良い人でいようとすることでフラストレーションを溜めている場合が殆どで、良い人でいようとしながら自分ルールを強要しようとする傾向があったりもします。
これは繊細体質の人や私自身を含む「A型」によくある話なのですが(笑)
自分にとってストレスにならないように予めルールを決めておいて、そこに沿って行動しようとします。
これが自分だけに限ったことなら良いのですが、そこに我慢が重なってフラストレーションが溜まると自分以外の誰かもそのルールに当てはめようとします。
教育ママが「それは違うって言ったでしょ!」「なんで何度も言ってるのに分からないの?」「これはこうやってやるんだよ、わかった??」としつけしていくのと一緒で「子供に自分のやり方を押し付ける」ことで自分ルールを強要してしまうのです。
これをわかってやっているのならまだしも、意識せずにやっている場合が殆ど。
善人側も良かれと思ってやっているので、思い通りにならないのは「相手が悪いから」だと思い込んでしまうのです。
自分ルールで人をコントロールしようとする 「善人体質」とは・・?
自分の考えや、やり方を人に押し付ける善人体質の人は、どこか神経質だったり繊細な心を持っている人が多いのかもしれません。
先ほども話したように、自分ルールを作ることは自分自身にストレスがかからないようにするための予防線でもあります。
自分自身が安心して行動できるように、自分なりのルールを設けて行動しているのです。
ただ人に自分ルールを強要するかしないかは「自分が我慢をどれだけ積み重ねているか?」によって変わってきます。
自分自身に何かしらのコンプレックスがある事が原因で「○○するべき」「○○しなければならない」という思いがあると、それは絶対だという行動をとろうとするのです。
勿論、それはあくまで「思い込み」なので、他の人にも必ずあるものとは限りません。
自分の中にある「こだわり」や「ルール」が当たり前だと思うと「自分のこだわりやルールを無視する人(できない人)=わかっていない人(ダメな人)」だと判断するようになります。
中には、自分ルールに従わない人は非常識人だと思う人もいます。
神経質な人、自分ルールを押し付けてくる人が面倒だと思われてしまう理由はここにある。
仕事が細かく丁寧で気が行き届いていたり、(自分ルールで)指揮をとることができるというのはある意味長所でもありますが、「付き合いづらい人」「プライベートまで一緒にいるのは疲れる」と思われることもあります。
なので、自分ルールは自分の中だけに留めておけるよう、ストレスを上手に発散させていくことがこのようなタイプの人には重要です。
「善人意識」を手放せば人間関係は良好に?!
人は「良い人」でいようとすると「良い人であるためにはどうするべきか?」を考えるのと同時にルールを作るようになります。
学校の校則がある学校とない学校、どちらの生徒が勉強に意欲的になるか?というと後者の「校則がない学校」なのだとか。
しかも校則がない学校には、喧嘩する生徒が殆どいないというのです。
では、なぜ校則がある学校では喧嘩が起こるのでしょうか?
その理由は「校則」という規定が校則を守れなかった人を悪者にし、校則を守る者と守らない者との間に対立関係を作ってしまうからなのだそうです。
逆にルールや決まり事がなければ、各々が自由でいられます。
一見、ルールや決まり事がない方が不良を生み出しそうですが、人は自由な環境下にいると最初は好き勝手な行動をしていても段々その行動に飽きて、最終的には自分のやるべきことを自分で見つけ出すようになるのだとか。
そしてその中で本来の善悪がわかるようになり、自分が自由でいれる分、相手の自由を許すようにもなります。
「自分の中の当たり前が相手にとっての当たり前とも限らない」
「やり方は違っていても、目的地に向かっていればそれで良いじゃないか」
と自然と思うようにもなるのかもしれません。
社会に出れば何かしらのルールがあるから
「自分はルールを守っているのに、あの人は守っていない!(ズルイ!!)」
「普通は○○すべきなのに、なんでこの人はそれをやらないんだろう??(イライラ・・)」
と思うこともあるだろうけど、自分が少しでも社会の常識やルールという枠から外れてみたら、今とは違った世界が見えてくるはず。
少なくとも「ルール」や「決まり」があっても何か不満に思う事があったら、その想いの丈をぶつけたって良いだろうし、一人で悶々と悩まずに人に相談したり、自分なりに考えたやり方を提案してみるのも良いと思うんです。
どこかの会社で仕事をしていても家庭で育児をしていても、そのやり方が絶対だとは思わずに、自分にとってより生きやすい方に進んでいく方法を考えていくことが大切。
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Natsumi Gift producer
才能プロデューサー|ブロガー|看護師で重度うつを経験→独立後、自分がHSP(過敏体質)だと気づく→ギフテッドスクール事業を展開し全国からの依頼が殺到|ギフテッド(繊細さという才能がある人)がストレスフリーに生きる秘訣や個性の上手な引き出し方をプロデュースしています。
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