メンタルが繊細な人ほど不安な気持ちにかられやすく、その分、何かに依存しやすい。
気持ちを落ち着かせたり疲れを取るためにお酒を飲んだり、食べ物を食べることに走ったり、パートナーに感情をぶつけるなど・・実はこれも依存によるものです。
自律神経が乱れることで精神的なバランスが崩れやすかったり、疲れやだるさを感じやすかったりするのですが、これが原因で依存に走ってしまうことも少なくありません。
私自身、「繊細さ(過敏体質)による疲れやすさは受け入れていくもの(体質改善はできない)」と思い込んでいたのですが、実は自律神経を整えることであらゆる依存から抜け出すことが出来たんです。
「不安」と「依存」の関係
先日ある方から「依存から抜け出すにはどうすれば良いですか?」とのご質問を頂きました。
これは「精神薬は症状を一時的に軽くすることができますが、病気を治すものではないんです。」という話に関連したものなのですが、
そもそも精神面の不調は自律神経から来ていることが殆どなので、薬でホルモンバランスを整えたり足りない物質を補うよりも「自律神経を整えること」の方が断然効果的なんです。
精神薬は「精神症状(もしくは病気)を治すもの」だと思っている人がいるかもだけど、薬で治せる保証はないって知ってた??
— Natsumi@繊細人の才能を見つける人 (@Natsumi111777) 2020年11月6日
一時的な解消なら見込めるけど、長期的な服用は依存性を高めたり脳機能を低下させる恐ろしいものでもある。
長期的な目で見るなら、他の方法を選んだ方が身体のためです😬
例えば「興奮している脳の働きを弱めれば不安が消える」という理由で抗不安薬が処方されていますが、それは脳機能を低下させるものでもあるため、健康を害する危険性があります。
— Natsumi@繊細人の才能を見つける人 (@Natsumi111777) 2020年11月6日
更に薬に依存することになったら脳は働かなくなるし、身体が機能しなくもなるし、病気にかかるリスクも高まるってこと。
特に繊細(過敏)体質のHSPは、日常的にストレスを感じやすく、消化器系に不調を起こしやすいことがわかっています。
ストレスが原因で胃や腸の粘膜を傷つけてしまい胃粘膜や腸壁に穴が開いて余計な物質が体内に流れ込んでしまうこと(腸漏れ)で、自律神経が乱れて便秘や下痢が起こったり太りやすくなるだけでなく、疲れやだるさが出やすかったり、鬱や癇癪を起こすなどの精神症状に悩まされたりもします。
人は不安やイライラなどネガティブな気持ちになると、その気持ちを解消させる為に甘い物やジャンクフードを食べたり、お酒やタバコ、薬に走ったり、恋人に依存するなどして気を紛らわそうとしたり、恋愛に依存する人の中には、心の穴を埋める為に性的な行為で欲求を満たそうとする人がいたりもします。
学生時代、精神病院で実習を行なった際に、薬物はもちろん性的なものへ依存する人がとても多いことにビックリしたのを覚えていますが、繊細な人たちが恋愛が苦手なことにも、この依存性が関係しているからなんじゃないかなと思っています。
これをやったら依存体質が改善しました!
私の場合「依存から抜け出すには、その逆をやれば良いんじゃない?!」という単純な発想で「自立(自律)」することによって、依存体質を簡単に改善することができました。
外食やコンビニ弁当ばかりだった食事を自炊に変えることで栄養バランスの良い食事を摂るようになり、雇われの仕事を始めることで規則正しい生活習慣を身につけ、定期的に掃除をしたり、ノートに自分の気持ちや考えを書き出してネガティブな気持ちや体験と向き合っていくことで自分自身の気持ちを客観的に眺めるよう癖づけていったのです。
このような行動は自立(自律)に直結したものばかりですが、もう少し踏み込んで見てみると実は自律神経を整えていく行動そのものでもありました。
私が依存体質を改善することができたのも、きっと自律神経を整えることがコンディションを整えることに繋がっていたからなんじゃないかなって思います。
HSP(繊細すぎる人)が気分の落ち込み、不安感をなくす為にまずやるべきこと
「HSPは他の人に比べてストレスを感じやすい」という話をしましたが、このHSPが持っている「過敏性」が原因で身体的・精神的不調を起こしていることが大半です。
HSS型HSP(軽度のHSP)の場合、敏感ではあるけどバイタリティも持ち合わせているため、ストレスを次の行動の原動力に変えていくだけの力を持っているし、本来のHSPに比べて過敏性は弱く意識の境界線もハッキリしているため、HSPほどストレスをまともに受けず、ある程度は気の持ち方次第で立ち直ることもできます。
ただHSPにおいては、自律神経を整えて自分の状態をマイナスからゼロ地点に一度持ってこないと思うように進むことができません。
「やる気が出ない」
「好きなことがわからない」
「夢中になれるものがない」
「何をやっても楽しみが見出せない」
「自分の得意なことがわからない」・・
これらはすべて、自律神経の乱れが原因で起こっていると言っても過言ではありません。
なので、まずはみんなと同じ土台に立つために、自律神経を整えることから始めていく必要があります。
繊細な人たちにおける、自己実現への近道
やりたいことはあるのにモチベーションが保てない(何かをやっていてもすぐに疲れてしまう)、周りの人みたいにアクティブに動けない、今働いているだけで精一杯・・そんな想いから自分のやりたいことが常に後回しになっていたり、自分のやりたいことを中々仕事にできずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
繊細な人たちが前に進めないのは、先ほどもお伝えしたように「自律神経の乱れ」が理由であることが殆ど。
だからこそ、まずは自律神経を整えてコンディションを良い状態へと持っていくことが大切です。
ちなみに私が▶︎個人セッション(ギフテッドスクールの本セッション)を行うときは
①自律神経を整えること
②自分について深く知ること
③ネガティブな感情との向き合い方を知ること
④ワクワクを元に行動できる自分になること
についてを教えていますが、これをやっていくと不思議と自分のやりたいことやその方向性が明確になって、常識という概念を乗り越えたオリジナリティのある行動によって、その人らしさを引き出すことができるようになります。
恋人探しを必死でやっていた人が、自分の特性を知ることで自分にぴったりのパートナーを見つけ出すことができたり、
10年近く続けていた仕事が辞められなかった人が、思い切って転職したら仕事も恋愛も上手くいくようになったり、
不安な気持ちが強くて薬や医者にばかり頼っていた人が、自分の個性を受け入れることで薬を手放せるようになっただけでなく、自分にピッタリのビジネスの道を切り開けるようになるなど・・
このように精神のバランスを整えて自分自身をもう一度見つめ直すことで、今までの自分には想像もできなかった未来を手に入れることができるんです。
繊細さ(過敏性)は確かに生きづらさの原因でもありますが、その生きづらさが解消できないわけではありません。
なので「生きづらさ」を単に受け止めるだけではなく、その上でどうすれば自分は生きやすくなるのか?を考えていくことが大切です。
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