誰かに注意を受けたとき、相手が何を言っているかよりも先に謝る癖が付いてはいませんか?
遠慮がちな人、控えめなギフテッド(繊細人)ほど、自己肯定感が低い人が多く、相手の言うことを鵜呑みにする傾向があります。
私も謝ってばかりいるのは良くない!と分かっていながらも、慣れない環境で働いていたりするとつい相手のペースに流されて余計に謝ってしまうことがあります。
悪いのは自分ばかりではないのに、言われるがままに「とりあえず」謝ってしまうのです。
こんな話をすると、
謝らないよりは、先に謝った方が良いんじゃないか?
律儀に謝った方が、相手には良い印象が残せるのではないか?
と思う方も出てくると思いますが、必要以上に謝るのは実は自分を追い込む危険行為に成り兼ねません。
なぜなら必要以上に口出ししてくる(起こってくる、叱ってくる)人から舐められる立場を形成しやすく、感情任せに罵声を浴びせる人の誤った行為でさえも認めることになるから。
ミスをした以上は、もちろん自分にも非があります。
ですが、自分ばかりに非があるかと言えば、そうでないこともあります。
仕事上でミスを重ねてしまうのも、実は相手に舐められていることや、付け上がらせてしまっていることが問題だったりする。
仕事が思うようにできなかったり、空回りやミスを連発するのは自分のペースを相手に持っていかれていることが原因でもあります。
繊細人はマニュアルを覚えるな!!
「言われたことをやっているのに、他の人のように上手くいかない・・」
そう思ったことはありませんか??
ギフテッド(繊細人)は頭の回転が早く、本質を見極めるのが得意な人が多いのが特徴。
マニュアルを覚えさせられたり、同じことを反復して覚えさせられるのは、かえって退屈で集中力が削がれる原因にもなります。
私もこれに気付くまでは、
「なんで私ばかりミスを繰り返すんだろう。」
「どうしよう、教えられていることが全然頭に入らない・・。」
と悩むばかりでした。
でもHSP(極度に繊細な人)やその他のギフテッドは、今、目の前で教えてもらっていることよりもうんと先のことを考えていたりする。
その理由は頭の回転が早く、ひらめき力もあり、先輩が今教えてくれていることは教えてもらったのと同時に理解しているからなんです。
なぜこんなに理解が早いのかというと、目で見て、耳で聴いて、体を動かしながら感覚的に情報を捉える癖が身についているから。
普通の人が頭で理解しようとすることを全身をフルに使って理解しようとする。
普通の人がやるように一つ一つ仕事をこなそうとするとかえって気が散ってしまうのは、情報処理能能力が高かったからなの。
そんなギフテッドにオススメする、仕事を覚えるコツは「仕事内容を本質で理解する」というもの。
たとえば、
「この順番で掃除をお願いします。」
「お客様にはこのような言い方で伺ってね。」
と人から教わったとき「仕事の本質」を理解してしまえば、仕事内容を早い段階で覚えることができるようになります。
「仕事の本質」とは「何のためにそれをするのか?」のこと。
ギフテッドの中でも、左脳優位の複雑型思考(考えて納得してから行動する考え方)を持った人は「行動する意味」を理解しなければ思うように体を動かすことができません。
言われたことを早く理解し、ミスをしたとしてもそれを繰り返さないためには、なぜそれをするのか?その仕事をする意味は何なのか?を先に理解することが大切なのです。
謝ってばかりで萎縮しがちなHSPが気をつけるべきこと
人の感情やその場の空気を読むのが得意なHSP(超繊細な人)は、新しい職場や慣れない環境にいると人の影響を受けやすいばかりか、注意を受けたり怒られたりすると自分を責めるなどして萎縮しやすい。
HSP以外の人には考え難い話かもしれませんが、HSPは不安遺伝子S型を人より多く持っているため、
「◯◯はまだやらないでって言ったよね?」
「さっきもそう言ったじゃないですか!」
なんて、相手に一方的に感情をぶつけられた時でさえも
「すみません。」
「ごめんなさい、次から気をつけます。。」
と謝っては、自分にばかり非があると思い込んでしまうことがあります。
どちらかと言えば私もそのタイプで、気をつけていないとすぐに謝っていたりする。
時には一緒に働いているバイト生に
「そこまで反省することないよ。」
「大丈夫ですか?何もあそこまで言う必要はないですよね。」
とフォローしてもらうこともあります。
ただ、このように必要以上に謝っていたりすると、相手に舐められる行為を誘発することになります。
虐められっ子が虐められる理由が「暗い(見ていて気持ち悪い)」「イライラさせる」「何も言い返してこなさそう」「虐め甲斐がありそう」という印象を与えているからであるように、
誰かに舐められやすい人は、馬鹿にされてもおかしくない、何かしらのアクションを起こしているものです。
だから遠慮がちな性格で謝りがちな人は、謝る前に一度冷静になって、相手の言っている意味を理解することが大切です。
そしてそれが相手の感情任せの発言なのであれば、深く反省したり、必要以上に謝ることはありません。
また、何か分からないことやできないことがあれば、無理にそれをやろうとせずに
「〜がわかりません(できません)」
「私は言われた通りに◯◯をやりました。」
「〜さんから◯◯の指示を受けて、それをやりました。」
と、ハッキリ自分の考え、行動の意味や意義を人に伝えることも大切。
それは「なぜ〜したのか?」という『行動の動機』を伝えることは、上司や先輩に自分は何を理解しているのか?(何のために◯◯したのか?)を明確にできるからでもあります。
実は上司や先輩がカリカリしやすい理由は「この人が何が分からないのか分からないから」であったり、「何をするのが苦手(何に時間がかかるのか)」が分からないからなの。
だから先回りして「私は◯◯を理解しています」「〜はまだ分かりません」という風に、自分の取り扱い方を教えてあげるのです。
その方が相手にとっても親切だし、お互いにストレスフリーで仕事に取り組むことができるんですよね。
自己アピールで差をつけろ!!
仕事を始めたての頃は、誰もが手際良く動けるものではありません。
当たり前ですが、仕事やその流れを覚えて、体に馴染ませて、その仕事の繰り返しで自然とできるようになります。
ところが、どんな人でも「初めて」を体験しているにも関わらず、仕事が不慣れな新人を見て「新人いびり」をしてくる人がいたりもする。
本当に腹立たしい話ですが、自分に余裕がない人や自分に対するコンプレックスが強い人ほど、新人いびりをしてストレスを発散しようとするんです。
そんな陰険な人たちのストレスの矛先を自分に向けないためには、「できる人」を演じることがとても重要。
「(たとえ仕事ができなかったとしても)仕事ができる人に成りきる」のです。
例えば同じ仕事を任せられても、こちらまでイライラしてしまうくらいに仕事が遅い人もいれば、仕事が早い上に人への気遣いができる人もいます。
同じ時期に仕事を始めた人であったとしても、この差が出ることもありますが、何がこの差をつけているのか?と言うと「人より少し、早く動くこと」を意識しているかどうかにあると思うんです。
タイムアタック式で行動する(時間を決めてその時間内にタスクを終わらせようとする)と、心地良いストレスを感じ集中力も増すという話は脳科学でも明らかになっていますが、
この原理を活用して早めに仕事をこなす癖をつけると、仕事が早くなる上に「普通よりもちょっとできる人」という自分を上司や先輩にアピールすることができます。
また、ハキハキ喋る、きちんと返事をする、人前では堂々とするというだけでも「できる人」という印象は与えやすい。
そして「もう終わったの?!」「仕事が早いね!」なんて言われると、これが自己肯定感を高めることにも繋がります。
自分に自信が持てない人の多くは、自分は何ができるのか?何が得意なのか?を分からないことにありますが、このように「人より少し早く」を心がけることで、相手が「自分のできるところ」を気づかせてくれることもあります。
このように、仕事のやりがいはそういうところからも見出すことができます。
覚えることが多かったり忙しくても私が仕事にやりがいを見い出せるのは、このように「自分で自分を勇気付ける仕組み」を無意識に構築していたからなのかもしれません^^
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