人と違っていることが可笑しいとバカにされたり、自分が真面目にやっていることを天然扱いされたことってありませんか??
私は子供の頃から(ちょっとバカにされたようなニュアンスで)「変わっている」「天然」だと言われることがよくありました。
自分としては真面目に発言したつもりでも、茶化されたり変人扱いされてしまうんです。
当時、周りの人が嫌いになったり、人間不信になったりしたのはそれが理由です。
では、なぜ大真面目にやっていることでも「変わっている」「天然」だと言われてしまうのでしょうか?
今回は、そのことについて考えてみました。
変わってる、天然と言われるのは一種の才能?!
そもそも人は、人とは違った観点(見方や考え方)、価値観を持っています。
周りの人が何を「変わっている」「天然」と言っているのかというと、この『人とは違った観点や価値観』を指しているんです。
例えば、私の場合「この人、どうかしてる!変だよ!」「あいつマジで面倒くせぇ〜」と非難されている人をよく褒めたり、尊敬したりすることがあります。
周りの大多数の人が「変だ」と言うものを「面白い!」「凄い!」と捉えるのですから、よっぽどの変人ですよね。
今ならそりゃ〜「変わっている」「天然」だと言われるのも仕方がないな、と思うのですが、
当時は自分が物凄く否定的に見られているような気がして、とても傷ついたことを覚えています。
じゃぁ、なぜ周りの人が非難した人を「褒めたり」「尊敬していた」のか?ということですが、
これは多分、周りの人には見ることのできないその人の真理(その人の本質)が、私には視えていたからなのかなって思います。
「人の本音と建前が分かる」
要は『人の本質を見抜く能力がある』というのが、私の才能だったの。
私は人から「なっちゃんは人の陰口を言わなくて偉いね」「発言がポジティブだし、いつも明るくて良いね!」ということをよく言われるのですが、
「人の陰口を言わないのは、人の悪い面も良い面も両方知っている(本質を理解している)から」だし、
「常に前向きなのは、私自身が短所と同じように長所を見つけられるから」なのです。
だからギフトプロデュース(才能を見つけて伸ばしていく)という仕事で人を勇気付けたり、背中を押して変化を後押しできるのも、この能力があるからだと確信しています。
才能は“当たり前にできること”の中に隠されている?!
多くの人は、自分が何気なくやっていることが自分の才能によってできているということに気づいていません。
それはあまりにも自然すぎて「誰にでもできること」「これぐらい普通」だと思い込んでいるからなんです。
例えば私の場合、飲み会の場で無意識に「面倒な取り分けは私がやれば助かるよね!」と自然と食べ物を取り分けていたり、
「あの人の飲み物がもうないな。次の料理来たついでに聞いてみよう!」という流れで次の飲み物を聞いていたりします。
このように目に入った情報を元に、自然と「気遣い」をしていることが多いのですが、
これは「相手によく見られたいから」とか「気遣いしなきゃという切迫感」でやっているのではなく、呼吸をするのと同じくらい自然にやっていることなんです。
それを自分の才能だと自覚するまでは「おぉ〜気が利くね!」と言われてもピンとこなかったし「良い人に見られたくてやっている」と思われたりするのも嫌だったけど、
今は「他の人には簡単にできないことなのか!それなら頑張って気遣いしている人から嫉妬の目を買っても仕方ないな。」と思えるようになりました。
そうそう、こうやって自然とやっていることって、他の人にはそうじゃない場合が大半だから同時に嫉妬心を買ってしまうこともあるんです。
だから、自分の得意なことや好きなことに対して嫌味を言ってきたりする人がいたら、それは単なる嫉妬なんだと思った方がいい。
逆に言えば、嫉妬心を買う分野こそが、自分の才能や才能の活かせる場所だということ。
きっと殆どの人が「才能は一部の人にしか与えられないもの」だと思い込んでいるけれど、実はそうじゃないんですよね。
それは「変わり者」というお墨付きの私がこれまでのセッションでクライアントさんを見ていても、
「やっぱりこの人凄い才能の持ち主だわ!」思うことばかりなので間違いありません^^
世の中には一人として同じ人間はいません!
人は遺伝子レベルで性格や特性がふるい分けされています。
観点、価値観、行動の仕方が変われば、経験、積み上げられる結果、得られた感動や気づきが変わってくるの。
それはつまり、人に伝えたいことや伝え方が一人一人違っていれば、表現できるものも無限に広がるということ。
だから、誰かと比べたり、誰かに比べて自分は劣っているんじゃないか?なんて考えることは、そもそも無意味なんですよね。
ビジネスの業界では「競合する他社を知れ!」「競合他社に負けるな!」なんて、未だに言われていたりするけれど、
自分が独自の観点や価値観で発見してきたものは本来唯一無二のはずだから、競合なんてものは出てこないはずなんです。
競合(ライバル)が出てくるということは、相手もしくは自分が中途半端に似通った状態になっているということで、個性が突出しきれていないということでもあります。
だから、競合(ライバル)に勝とうとか、相手を打ちのめそうなんて低次元の考えを持つのではなく、
自分の才能を発掘して、磨きをかけて、多くの人の役に立たせるには何をしていけば良いのか?についてとことん向き合っていくことが大切なんです。
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